
竃神とは、かまどや囲炉裏など家の火所に奉られる火の神様のこと。火は、調理、採暖、照明、団らんなど、生活の中心をなすものとして、世界中で神格化されて奉られています。
日本では、かまどの側面に小さな祠をもうけて榊や松をそなえたり、土製のお面や木製の人形を奉っていました。主に北陸以北の地方では、昔は家を建てた時のお祝いとして、残った左官財で竃神を作ったといいます。また、囲炉裏の自在鉤や五徳を神の依り代(よりしろ)として神聖視するところもあります。
台所の守護神であり、家族の健康と安全を見守るこの竃神は、同じ火で作った料理を食べた人びとを結びつける役割も果たします。先人たちの工夫を現在にいかし、日本人らしい風土に合った越後の郷土食で都会に暮らす人びとの体を支えたい。そして、あたたかい人と人の出会いの場でありたい。そんな願いをこめて、越後 叶家は都会の竃神をこしらえました。